投資家Aさん
iFOREXの出金方法は、他の海外FXと比べると少々面倒な手間があります。
しかし、初回出金を済ませれば、2回目以降の出金はとてもスムーズに行うことができます。
この記事では、iFOREXの出金方法について詳しく解説するとともに、安い手数料で出金する方法や、できるだけ早く出金する方法など、おすすめの出金方法についてもご説明しています。
大隅章太郎
目次
iFOREX(アイフォレックス)の出金方法
相変わらずiforexの出金は面倒だな。
— くろちー (@kurochi135) September 16, 2019
少しハイレバトレードに依存してきてしまっているので海外口座の資金を一旦国内に戻すことにしました。
iforexの出金はほんと面倒。。— リバモアFX@トイレットペーパー在庫あります (@panda2525_fx) October 15, 2019
iFOREXの出金方法は、率直に言えば、他の海外FX業者と比べても少々面倒な手間が多いです。
しかし、初回の出金さえ済ませれば、2回目以降の出金はかなり手続きがラクになります。
また、手続きの全体像と正しい手順さえ理解すれば、難しい部分もなくスムーズに手続きを進めることができますので、ここからの記事をしっかり読んでみて下さい。
まずは、iFOREXの3種類の出金方法についてご説明します。
iFOREXの出金方法・手数料一覧
iFOREXの出金方法・手数料・着金までのスピードについて、次のとおり表にまとめました。
手数料 | 着金までのスピード | |
---|---|---|
銀行送金 | 一律2,000円 (出金額10万円以上の場合は月3回まで無料) |
3~10営業日 |
クレジットカード/デビットカード | 無料 | 1営業日~1カ月以上 (カード会社による) |
bitwallet | 824円 | 3~5営業日 |
iFOREXでの出金は、基本的に次のようなルールで行われます。
- クレジットカード入金を利用した場合は、入金額と同額までは、優先的にクレジットカードに出金される
- クレジットカード入金額を上回る金額の出金方法は、銀行送金またはbitwalletの2種類から選択できる
大隅章太郎
なお、bitwalletに出金するためには、過去に一度でもbitwalletで入金したことがあることが前提となります。
銀行送金での出金
銀行送金による出金の場合、着金まで3~10営業日程度の日数がかかります。
この場合、海外銀行からの送金となり、送金ルート(中継銀行)などはその都度、各銀行が判断することとなります。そのため、具体的な日数や手数料をあらかじめ確認することはできないことが多いです。
高額出金の場合は、さらに日数がかかる場合もあります。
クレジットカードでの出金
クレジットカードによる出金の場合、着金までにかかる日数は1営業日~1カ月以上と幅があり、カード会社により異なります。
着金までにかかる日数に幅があるのは、カード会社のによって締日のタイミングなどの条件が変わってくることが原因です。
iFOREX側の出金手続きが完了してから、さらにこれらの日数がかかりますので、余裕を持って出金申請しましょう。
bitwalletでの出金
bitwalletによる出金の場合、着金までにかかる日数は3~5営業日程度であり、上記の出金方法の中では最も安定的に短い時間で出金できる方法と言えます。
大隅章太郎
出金までの流れを解説
ここからは、iFOREXでの出金までの流れを解説していきます。
出金前に必要な準備について
iFOREXでは、出金手続きに入る前に、以下3点の書類の提出が必要です。
- 身分証明書
- 居住地確認書類
- クレジットカード両面の画像(クレジットカード入金をしていない場合は不要)
なお、これらの書類提出は、初回出金の際のみであり、2回目以降の出金時には不要です。
提出書類の詳細について、表にまとめました。
詳細 | |
---|---|
身分証明書 | 下記のうちいずれか1点の画像
|
居住地確認書類 | 下記のうちいずれか1点の画像(氏名、現住所が記載されている発行より6カ月以内のもの)
|
クレジットカード両面の画像 (クレジットカード入金をしていない場合は不要) |
入金に使用したクレジットカード両面の画像
(最初の12桁及び3桁のCVV番号は隠して撮影する) |
書類提出の手順は次のとおりです。
- 上記3種類の書類を、それぞれスマホカメラなどで撮影し、画像ファイルを作成する
- メニュー>「口座」>「書類のアップロード」へ進む
- 「ブラウザ」をクリックし、画像ファイルを選択し、「送信」をクリック
- 手順3を繰り返し、3種類の書類をすべてアップロードする
大隅章太郎
出金の手順
出金手続きの手順は次のとおりです。
- iFOREX会員ページにログイン
- メニュー>「口座」>「出金」へ進む
- 「金額」「銀行名」「支店番号」「振込先名義」「口座番号」「SWIFTコード」「銀行住所」を入力
- 入力が済んだら「続行」をクリック
- 出金依頼書が表示されるので、印刷し、署名する
- 署名をした出金依頼書をスマホカメラやスキャナなどで読み取り、画像ファイルを作成する
- メニュー>「口座」>「書類のアップロード」へ進む
- 「その他の書類」から画像ファイルをアップロードする
- 後日、出金依頼確認メールが送付される
手順3の注意点について、銀行送金の場合とbitwalletの場合とに分けて、表でご説明します。
すべて英語(ローマ字)で入力します。
銀行送金の場合 | bitwalletの場合 | |
---|---|---|
金額 | 金額とともに通貨を選択 | 金額とともに通貨を選択 |
銀行名 | 銀行名の英語表記は、各銀行の公式サイトで確認できる | 「bitwallet」と入力 |
支店番号 | 各銀行の公式サイトで確認できる | 空欄でOK |
振込先名義 | 例)TARO KAWASE | 例)TARO KAWASE |
口座番号 | 銀行口座番号を入力 | Bitwalletに登録のメールアドレスを入力 |
SWIFTコード | 各銀行の公式サイトで確認できる | 空欄でOK |
国名 | 「JAPAN」を選択 | 「JAPAN」を選択 |
銀行住所 | 各銀行の公式サイトで確認できる | 空欄でOK |
「SWIFTコード」とは、各銀行に割り当てられた8~11桁の英数字であり、国際送金を行う際に必要となるものです。SWIFTアドレスやBICコードと記載されることもあります。
このSWIFTコードを持たない銀行は、海外送金を受け取ることができません。
「銀行住所」については、下記のサイトで英語表記に変換することができますので参考にして下さい。
http://judress.tsukuenoue.com/
手順5について、 出金依頼書への署名は、「氏名」と「署名」の2つの記入欄があります。必ず直筆でサインしましょう。「氏名」はローマ字で記入し、「署名」はローマ字でも日本語でもOKです。
手順6の署名入りの出金依頼書について、以前はスマホカメラによる画像はNGとされ、スキャナ読み取り画像のみ可とされていた時期がありましたが、サポートに確認したところによると、現在はスマホカメラの画像もOKとしているとのことでした。
以上で、出金手続きの手順は完了です。
iFOREX(アイフォレックス)でおすすめの出金方法
iFOREX(アイフォレックス)でおすすめの出金方法について、状況別にご説明しています。
手数料の安さならソニー銀行がおすすめ【主要銀行手数料一覧】
銀行送金により出金する場合に、できるだけ安い手数料で出金したいなら、ソニー銀行がおすすめです。
ソニー銀行は、被仕向送金手数料が無料であり、金額制限や回数制限もありません(ただし、中継銀行で手数料が発生する場合があります)。
安いコストで何度でも利用できるため、海外FXトレーダーにとってはとても重宝する銀行です。
ここで簡単に、海外から日本の国内銀行に送金する際の手数料についてご説明します。
海外から日本への送金を「被仕向送金」と言います。被仕向送金にかかる手数料には次の4種類があります。
海外送金受取手数料 | 被仕向送金で最も基本的な手数料。海外からの送金を受け取る銀行(日本の銀行)が徴収する。 |
---|---|
リフティングチャージ | 両替を伴わない同一通貨(円→円、米ドル→米ドル、など)の送金を受け取る際に発生する手数料。円→円の場合は特に「円為替取扱手数料」と呼ばれることもある。 |
為替手数料 | 通貨の両替を伴う送金(米ドル→円、など)の際に発生する手数料。 |
中継銀行手数料 | 送金元の銀行と受取銀行の間を中継する銀行が徴収する手数料。 |
「海外送金受取り手数料」「リフティングチャージ」「為替手数料」の3つについては、各銀行の公式サイトなどで金額が確認できます。
一方で、最後の「中継銀行手数料」については、どの銀行を中継として送金するか(送金ルート)は、その都度、各銀行が判断し決定しているため、事前に確認することができないことが多いです。
ここからは、主要銀行の被仕向送金手数料について、一覧にしてご紹介していきます。
「円建て→円預金口座」の被仕向送金にかかる手数料を表にまとめました。いずれも個人口座の場合です。
銀行名 | 被仕向送金手数料 | |
---|---|---|
海外送金受取手数料 | リフティングチャージ | |
ソニー銀行 | 0円 | 0円 |
三井住友銀行 | 一律1,500円 | 500万円未満は一律2,500円 500万円以上は総金額の0.05% |
三菱UFJ銀行 | 一律1,500円 | 500万円未満は一律2,500円 500万円以上は総金額の0.05% |
みずほ銀行 | 一律2,500円 | 0円 |
楽天銀行 | 一律2,450円 | 0円 |
住信SBIネット銀行 | 一律2,500円 | 0円 |
りそな銀行 | 75万円未満は一律1,500円 75万円以上は無料 |
総金額の0.05% 最低2,500円 |
横浜銀行 | 一律1,500円 | 総金額の0.05% 最低2,500円 |
北海道銀行 | 一律1,500円 | 1,000万円以下は総金額の0.05%、最低2,500円 1,000万円超は総金額の0.1% |
東日本銀行 | 0円 | 総金額の0.05%、最低1,500円 |
愛知銀行 | 一律1,500円 | 一律2,000円 |
沖縄銀行 | 0円 | 一律3,000円 |
ソニー銀行は、送金にかかる手数料が0円となっています。
他の銀行を見てみると、例えば三井住友銀行に300万円を出金する場合、合計で4,000円の手数料が発生します。
大隅章太郎
また、前述したとおり、上記の他にも「中継銀行手数料」が発生することがあります。
iFOREXから銀行送金で出金する場合、着金までに3~10営業日ほどの時間がかかります。
スピードで選ぶならbitwalletがおすすめ
できるだけ早く着金させたい場合は、bitwalletでの出金がおすすめです。
iFOREXからbitwalletへ出金する場合、3~5営業日の時間がかかります。iFOREX側での手続きが手動で行われているため、この程度の時間がかかりますが、銀行送金に比べると、全体的に着金スピードは安定していると言えます。
大隅章太郎
なお、bitwalletで出金するためには、過去に一度でもbitwalletで入金したことがあることが前提となります。bitwalletに出金したい場合は、少額でもOKですので入金の実績を作っておくと良いでしょう。
iFOREX(アイフォレックス)の出金方法Q&A
iFOREX(アイフォレックス)の出金方法に関するQ&Aをまとめました。
出金拒否はある?
大隅章太郎
iFOREXは1996年から運営を続けており、業界では老舗とも言えるブローカーです。金融ライセンス(BVIFSC)を取得しているため信頼性も高く、正当な理由もなく出金拒否が行われる可能性は極めて低いと言えます。
仮に出金拒否があったとしても、トレーダーによるルール違反や手続きミスに原因がある場合がほとんどのようです。
次の項目では、iFOREXで出金できないときに考えられる原因や対処法についてまとめています。
出金できないときの対処法は?
大隅章太郎
iFOREXで出金できないときには、主に次のような原因が考えられます。
- iforexの登録名義と銀行口座名義が同一でない
- 銀行の口座情報を間違って入力している
- 海外からの送金不可の銀行を選択している
- 着金までの日数を正しく把握していない
- 禁止事項に該当する行為を行っている
iFOREXから銀行送金で出金する際に、受取り銀行の口座番号や本人情報(氏名、住所)に入力ミスがあった場合、出金拒否の原因となることがあります。また、必ず本人名義の銀行口座を使用しましょう。
国内の銀行の中には、SWIFTコードを持たない銀行も存在します。こうした銀行は海外からの送金を受け取ることができませんので、iFOREXに限らず、海外FX業者からの出金には利用できません。
iFOREXでは、スキャルピングや複数口座の保有など、他にもいくつかの禁止事項を定めています。
大隅章太郎
デビッドカードへの出金は可能?
大隅章太郎
また、デビットカードによる出金にかかる時間は1週間程度であり、クレジットカードよりも早く出金できることが多いです。
クレジットカードの場合は、各カード会社の締日のタイミングによるため、出金の申請の翌月または翌々月の出金となります。