投資家Aさん
TitanFXは個人口座だけではなく、法人口座も提供している海外FX業者です。
結論を言うと、提出する必要書類が多いですが、個人口座と同じスペックで法人口座を利用することができます。
法人口座だからと言ってレバレッジが下がったりスプレッドが広がることがないので、安心して取引をすることが可能です。
しかし、個人口座よりも法人口座の方が提出しなくてはいけない書類が増えます。
- TitanFXは法人口座を開設して取引をすることができる
- 提出すべき必要書類が多い
- 利益が増えると個人口座よりも税率が低くなる
- 法人口座は年間の所得が900万円を超えたタイミングがおすすめ
本記事では、TitanFXの法人口座を利用するメリットやデメリットだけではなく、口座開設をするおすすめのタイミングの理由も併せて詳しく紹介します。
大隅章太郎
目次
TitanFXの口座タイプは3種類
TitanFXで開設できる口座タイプを3種類紹介します。
3種類の口座タイプを順番に解説していきます。
Zeroスタンダード口座|取引手数料無料
以下、Zeroスタンダード口座の詳細になります。
項目 | スペック・詳細 |
---|---|
スプレッド(USDJPY) | 1.33pips |
レバレッジ | 最大500倍 |
取引手数料 | 無料 |
初回最低入金額 | 200ドル |
通貨単位 | 10万通貨 |
最小取引通貨量 | 0.01ロット(1000通貨) |
最大取引通貨量 | 100ロット(1000万通貨) |
ロスカット水準 | 20% |
取引方式 | STP方式 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
Zeroスタンダード口座はスプレッドが狭いだけではなく、手数料が無料で取引をすることができます。
レバレッジが500倍と物足りなさを感じるトレーダーもいるかもしれませんが、取引方式がSTP方式のため約定拒否が基本的にないのです。
FX通貨ペアに加えて仮想通貨や株価指数、貴金属など幅広く投資をすることができます。
海外FX業界の中でもトップクラスでスプレッドが狭いので、取引手数料を抑えてポジションが持てるでしょう。
Zeroブレード口座|スプレッドが狭い
以下、Zeroブレード口座の詳細になります。
項目 | スペック・詳細 |
---|---|
スプレッド(USDJPY) | 0.33pips |
レバレッジ | 最大500倍 |
取引手数料 | 片道3.5ドル(0.35pips) 往復7ドル (0.7pips) |
初回最低入金額 | 200ドル |
通貨単位 | 10万通貨 |
最小取引通貨量 | 0.01ロット(1000通貨) |
最大取引通貨量 | 100ロット(1000万通貨) |
ロスカット水準 | 20% |
取引方式 | ECN方式 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
Zeroブレード口座はZeroスタンダード口座よりも狭いスプレッドで取引をすることが可能です。
しかし、10万通貨あたりの取引で7ドルの手数料がかかるので、取引前に負担になる手数料を計算する必要があります。
Zeroスタンダード口座のUSDJPYのスプレッドは1.33pipsですが、Zeroブレード口座でUSDJPYを10万通貨で取引をする場合は以下の通りになります。
0.33pips+取引手数料7ドル(0.7pips)=1.03pips
取引ごとに手数料がかかるのでトータルの取引手数料が高くなると思いきや、Zeroブレード口座の方が安く済ませることができるのです。
主にスキャルピングや大口取引に向いている口座タイプなので、FX中級者から上級者におすすめできます。
Zeroマイクロ口座|レバレッジ最大1,000倍
以下、Zeroマイクロ口座の詳細になります。
項目 | スペック・詳細 |
---|---|
スプレッド(USDJPY) | 1.4pips |
レバレッジ | 最大1000倍 |
取引手数料 | 無料 |
初回最低入金額 | なし |
通貨単位 | 1000通貨 |
最小取引通貨量 | 0.01ロット(10通貨) |
最大取引通貨量 | 100ロット(10万通貨) |
ロスカット水準 | 20% |
取引方式 | STP方式 |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
Zeroマイクロ口座は他の口座タイプと比べると、若干取引手数料が高いですが少額から取引できるのが特徴です。
通貨単位が1ロット1000通貨に設定されているため、他の口座タイプの100分の1で取引できます。
Zeroスタンダード口座と同じSTP方式を採用しているため、非常に約定力が高いです。
初回最低入金額が決められていないため、他の口座タイプよりも少ない入金額からFX取引を始めることができます。
FX初心者向けの口座タイプになるでしょう。
TitanFXの法人口座を開設するメリット
TitanFXの法人口座を開設して取引をするメリットを紹介します。
開設するメリットを上記の順番で解説していきます。
大きな節税対策になる
海外FX口座を開設して取引をして利益を上げていくと、税率も比例して上がっていきます。
しかし、法人口座は個人口座と比べて大きな節税対策をすることができるのです。
- 195万円未満:5%
- 195万円~330万円:10%
- 330万円~695万円:20%
- 695万円~900万円:23%
- 900万円~1800万円:33%
- 1800万円~4000万円:40%
- 4000万円以上:45%
- 800万円未満:15%
- 800万円以上:23.2%
上記のように、個人で年間所得が900万円を超える場合は、法人口座の方が節税できます。
大隅章太郎
個人口座と同じように活用可能
TitanFXは個人口座でも法人口座でも同じスペックで取引をすることができます。
法人口座だからと言ってスプレッドが広くなったり、レバレッジの制限が厳しくなることはありません。
個人で大きな利益を出せるようになったら、法人化させて法人口座を開設することで大きな恩恵を受けられるでしょう。
投資家Bさん
決算時に利益を調整できる
法人口座を利用すると決算時に利益の調整を行うことが可能です。
個人口座を利用している方は1月1日〜12月31日が確定申告の範囲となります。
しかし、法人口座の場合、例えば決算期が3月なら4月1日〜3月31日までが申告する範囲です。
決算期は変更ができるので利益の調整を行うことができます。
大隅章太郎
損益通算ができる
法人口座は損益通算できるので、場合によっては税金を抑えることができます。
しかし、個人口座では損益通算ができないため、大きな利益を上げているトレーダーが法人化させるのは大きなメリットです。
投資家Bさん
最大10年間欠損金の繰越控除が可能
法人口座は最大で10年間も欠損金の繰越控除が可能です。
しかし、個人口座では繰越控除ができませんので、法人化させるメリットがあります。
法人口座で損失を出してしまっても、翌年以降の利益と相殺して節税対策ができるのです。
大隅章太郎
含み損を計上できる
法人口座は含み損を計上することができるので、節税対策をすることができます。
個人口座はポジションを決済しないと計上することができません。
含み損を保有しているだけで計上することができるので、個人口座よりも法人口座の方が節税に関しては非常に大きなメリットです。
投資家Bさん
TitanFX法人口座を開設する際のデメリット・注意点
TitanFXの法人口座を開設して取引をするデメリットや注意点を紹介します。
開設するデメリットや注意点を上記の順番で解説していきます。
FXの利益はいつでも出金できるわけではない
法人口座で利益を出してもいつでも出金ができるわけではないので注意してください。
なぜなら、個人口座とは違い会社の利益になるので、個人口座に出金をすると横領になってしまうのです。
個人口座で出た利益はいつでも出金することができますが、法人口座で出た利益は役員報酬として受け取ってください。
大隅章太郎
個人口座で利用した入金方法は法人口座で利用不可
法人口座は個人口座で利用した入金方法を利用することができないので注意してください。
TitanFXは入金方法と出金方法を同じにしなくてはならないという規約があります。
法人口座の場合は法人名義のクレジットカードや銀行口座で入金する必要があるので、bitwallet等は利用できません。
投資家Bさん
法人口座を個人口座へ変更できない
TitanFXは法人口座を個人口座へ変更することができません。
法人口座ではなく個人口座に変更したい場合は、別で個人口座を新しく開設する必要があります。
個人口座の開設方法は法人口座よりも簡単であり、わずか5分ほどで開設することが可能です。
大隅章太郎
レバレッジ制限がある
TitanFXは証拠金残高やロット数によるレバレッジ制限はありませんが、口座ごとにレバレッジが制限されています。
- Zeroスタンダード口座:最大500倍
- Zeroブレード口座:最大500倍
- Zeroマイクロ口座:最大1000倍
上記のようにレバレッジが口座タイプによって異なるので、口座開設をする際は気を付けてください。
Zeroマイクロ口座は他の口座タイプよりも最大レバレッジが高いですが、通貨単位が1000通貨になっています。
他の口座タイプよりも100分の1の通貨量になるので、取引量が少なくなるため取引スタイルや資金量で口座タイプを決めるといいでしょう。
投資家Bさん
TitanFXの法人口座を開設するおすすめのタイミング
TitanFXの法人口座を開設するタイミングは年間の所得が900万円以上になったタイミングがおすすめです。
個人口座の場合は所得税と10%の住民税を納税する必要があり、利益が増えると税率も上がっていきます。
195万円未満:5%+10%=15%
195万円~330万円:10%+10%=25%
330万円~695万円:20%+10%=30%
695万円~900万円:23%+10%=33%
900万円~1800万円:33%+10%=43%
1800万円~4000万円:40%+10%=50%
4000万円以上:45%+10%=55%
法人口座の場合は所得税ではなく法人税が加算されます。
400万円未満:15%+3.5%+法人住民税=18.5%+法人住民税
400万円~800万円:15%+5.3%+法人住民税=20.3%+法人住民税
800万円以上:23.2%+7%+法人住民税=30.2%+法人住民税
法人口座は大きな利益が出ても税率が35%以上になることはありません。
つまり、個人口座で年間で900万円以下の利益であれば、33%に抑えることができます。
しかし、900万円を超える場合は法人口座の方が節税をすることが可能です。
大隅章太郎
TitanFXの法人口座を開設する際の必要書類
TitanFXの法人口座を開設する際に必要な書類を紹介します。
国内と海外の法人口座を開設する際に必要な書類を、それぞれまとめていきます。
国内法人を利用して口座開設する際の必要書類
以下、国内法人を利用して口座開設をする際の必要書類です。
- 登記簿謄本
- 代表者の身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 役員・取締役全員の登記書類(定款に記載がない場合)
- 株主全員の登記書類(定款に記載がない場合)
- 代表者の現住所証明書(公共料金、クレカ、銀行の明細など)
国内FXで法人口座を開設する際は上記の書類を提出する必要があります。
海外法人を利用して口座開設する際の必要書類
以下、海外法人を利用して口座開設する際の必要書類です。
- 登記簿謄本
- 取締役全員の身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 法人の住所証明書(公共料金、クレカ、銀行の明細など)
- 全株主の身分証明書(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 代表者の現住所証明書(公共料金、クレカ、銀行の明細など)
TitanFXで法人口座を開設するには、口座開設ページで「法人取引口座」を選んで申請を行ってください。
TitanFXで法人口座を開設する方法・手順
以下の手順で法人口座を開設する方法を紹介します。
上記の順番で口座開設の手順を解説していきます。
STEP①TitanFXの法人口座のアカウントを作成
公式サイトに移行し、「リアル口座を開設」をクリックしてください。
「法人取引口座」にチェックを入れ、メールアドレスとパスワードを入力してください。
口座開設に必要な情報にチェックを入れていきましょう。
上記の項目をミスなく入力してください。
STEP②TitanFXに法人情報を登録
登記簿謄本に記載されている法人名を半角アルファベットで正しく入力しましょう。
TitanFXを知ったきっかけを聞かれる場合があるので、該当したモノを選びましょう。
ご自身の住所ではなく、法人登録されている住所をミスなく入力しましょう。
STEP③TitanFXの法人口座にログイン
法人口座の開設手続きが完了したら、メールアドレスにログイン情報が届きます。
メールに記載してあるアナウンス通りに手続きを進め、ログインしてください。
STEP④法人の確認手続き
最後に法人の確認手続きを行いましょう。
確認手続きが終了すると取引を始めることができます。
TitanFXの法人口座開設のメリットと注意点まとめ
TitanFXの法人口座のメリットや注意点を詳しく解説しました。
- TitanFXは法人口座を開設して取引をすることができる
- 提出すべき必要書類が多い
- 利益が多くなると個人口座よりも税率が低くなる
- 法人口座は年間の所得が900万円を超えたタイミングがおすすめ
TitanFXの法人口座は個人口座と同じスペックで取引ができ、節税対策につながるということがわかりました。
スプレッドやレバレッジも変わるず取引ができるので、年間の所得が900万円以上の方は法人化させて取引を始めてみるといいかもしれません。